第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

『イリヤの空、UFOの夏〈その3〉』

 紆余曲折あって仲の良い友人もでき、ようやく学校生活に馴染み始めた伊里野。そんな折、夏休みに浅羽と水前寺が山ごもりをした殿山(とのやま)で謎の爆発が起きる。北軍のミサイル攻撃ともUFOの墜落とも言われたその出来事は、やっと落ち着いた浅羽と伊里野の関係を激しく揺さぶる。
 やがて2人は後戻りのできない片道列車に飛び乗る。何もかも捨てて2人だけの楽園を探すために――。


 相変わらず、人目につくところで読んではいけない度MAX。「無銭飲食列伝」はもう笑う以外にない感じ。そこまでするかぁ〜!? みたいな。なんか2人の対戦を実況中継で聞いているみたい。てか、この著者は映像(動画)っぽい書き方をする(それってどんなんだよ? と言われると困るが)。プールサイドの攻防とかあり得ないっすよ。どんなムチャも、どんなムボウな事もできると信じていた、あの少年時代が懐かしいっすねぇ。いや、女子ってこういう騒ぎ方しないからさ。なんとなくアコガレ。男っていい。如月十郎の鼻に抜けるという「んバカやろうぅ!!」がかなり簡単に想像できておかしかった。
 そして足下から崩れ去る日常。こういう日常と非日常の緩急が、たまらず得意科目なんだよね。
 いや、水前寺カッコよすぎ(笑) でもまあ、完さい*1戒厳令が布かれてたら、こんな会話だよな。まあ、大学はフツーと同じに授業だと思うけど。多分、有事ってタイクツ。かえって、早く攻めてこないかな、とか思ってしまうかもしれない。
 番外編、めちゃ笑った。なんか映画みたい。「水前寺だ! 今から出ていく!」なんか、あんたは強盗かいっ、っていう。一体なんで立て篭もってたってちゅうねん!
 中島みゆきの「世情」が一発で思い出せない自分がえらく悲しい。

*1:判読不能。これ以外に読みようがない。