『心理学 実験・研究レポートの書き方―学生のための初歩から卒論まで』
心理学 実験・研究レポートの書き方―学生のための初歩から卒論まで
- 作者: ブルースフィンドレイ,Bruce Findlay,細江達郎,細越久美子
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 1996/03/01
- メディア: 単行本
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内容は……タイトルの通り。わかりやすかった上に面白かった。わりとガリガリ読んでしまったし。もっとも、非常に漠然とした話で申し訳ないけど、私は質問紙を使って卒レポを書こうと考えているので、実際にレポートの書き方を説明する章では実験・研究をレポートにまとめる際の方法論しか書かれていなかったから、そういう意味で参考にはならなかったかも、と思ったり。――とはいえ、実験・研究と質問紙で得た生データを文字にする作業に、そんなにノウハウの違いがあるとは思えないけれど(これこそ方法論の問題だ)。巻末にある用語集とか、翻訳者の所属大学の学生のレポートを例にした原著者のレポート記述方法のフィードバックなんかはかなり役立つと思う。
そうそう、内容以外に「面白いな」と思った点を1つ。この本は翻訳本なので元の言語は英語なのだけど、なんというかその日本語訳は意訳がほとんど入ってないように思われる。実はそこが少し読みづらかったりする(慣れれば気にならなくなるけど)。内容はわかりやすいのに文は読みづらい。うーむ、変な矛盾(笑)