初試乗会に行った。

告白すると、私は今まで車でもバイクでも“試乗会”なるものに参加した事はなかったりする。そんなわけで、今日のHD（ハーレーダビッドソン）試乗会はとても楽しみにしていた。緊張と期待のせいでよく眠れなかったくらいだから(何)　青空と太陽が眩しいぜ。

んで、原付で海岸通りの涼しい海風を満喫しながら向かったHD幕張にてまずは店頭の試乗車に乗ったんだけれども――すまん、諸事情により私が座ったのはハーレーのタンデムシートだった。今日はデジカメ持ってきた仲間がいなかったので急遽私がピンチヒッターとしてキャメラマンを務める事になったのだ。ファットボーイ２台とナイトロッド１台が海岸通りをゆく……アングルに若干偏りが出てしまったけれど、それなりにイイ写真が撮れた。しかしどの写真も顔が写ってしまっているのでここには掲載できない。残念！　今度は車体だけの写真を撮ろうかの〜。
そうそう、ハーレーのタンデムシートに座るのも今日が初体験だったのだけれども。いやあ、貴重な体験をさせていただいた。よもや、発進時にあそこまで加速、というよりはパワーがあるとは思わなんだ。本当に普段乗っているバイクとアメリカンスタイルとじゃ走り方や乗り方が全然違うんだと認識させられた。――え？　お前が乗っていたのはタンデムシートじゃないかって？　ふふふ、甘いな。ノーマルでドライバーよりもタンデムシートのほうが上方についているアメリカンは、タンデムの仕方そのものもいつものバイク（主にVT）とは違うのだよ。ドライバーの腰に手を回す、なんて芸当はアメリカンじゃあ不可能だからねぇ。その、ドライバーの腰に手を回せない不安定感を補うためにシートにどっしり座ったり、ステップにしっかり加重したりして自分の体をしっかり支えなくてはならないのだな。ね、全然乗り方が違うでしょ？　それが、今回タンデムシートに座った私の感想。あ、それとエンジンの排気熱が意外に曲者だという事もよくわかった。走っている時よりも止まっている時のほうがその熱さを感じないなんて、なんだか不思議な話だ。が、しかぁーし！　ハーレーの排気熱は本当にハンパないのだ！　なるほど、買う時はその事も加味しなくてはならないのだな！
試乗後は店内を回ったり展示車に跨ったり、あるいはウェアやグッズの話をしたりしたのち蘇我のライコランドへ移動。ここでさらに仲間が１人合流。フェスティバルウォーク内で昼食に美味しいとんこつラーメンを食し、ライコランドでウィンドウショッピング、そしてまたフェスティバルウォーク内で私の友人や仲間の友人を交えてロッテリアにてお茶したりした。当初の目的は本日ライコランドで開催されている「HD試乗会」だったのだけれども、諸々の事情で見送る事に。次回は来週かな、なんて話に既になっているところが実にうちのクラブらしい(笑)

お茶の最中にご多分に漏れず今の状況に対しての不平不満をつらつらと話したのだけど、よくよく考えてみれば今の自分が置かれている状況はそれほど悪いものではないような気がしてきた。そこには偶然の要素があまりにも多すぎるけれども、なんだかんだ言って６月に入ってからの毎週土日は誰かしらクラブのメンバーと会っているのだ。それは実はかなり幸せな事だ。もっとも、これらのほとんどは“親には内緒で”という前提がある事を忘れてはならないと思うのだが（まあ、別に“会うのもダメ”とは言われていないけどな）。
リスクを自分ひとりで負い切れている今はいいけれど、今のような状態は良くも悪くも長くは続かない。だからどこかで終止符を打ってやらねばならない。その終止符が“きちんといた就職先”なのだ。
……早く真人間にならないとなー。いつか、自分の大好きな人達に迷惑がかかる。