第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

今回は手本ナシですよ〜。

熱風吹く夏の昼下がり、自宅ガレージ前が日陰になるのを見計らって先週予告した通りクラブマンのオイル交換に着手。この手の作業はいつも1度父親に手本を見せてもらってから自分でやってみるのだけど……まあ、排気量と車体の大きさの違いこそあれ、オイル交換自体はモンキーで既に見学済みだから問題なくこなせるだろう。――そう、思い込む事にする(笑)


……なんて言った(?)先から工具をまったく用意していない事に気がついてあたふた。しかもドレンボルトのつもりでドレンチューブを開放して「?」となった挙句、*1ようやく見つけたドレンボルトをT字レンチで外そうとする始末。あのまま無理矢理外さなくて本当によかったぁ……ヘタしたらネジ山舐めてたぜ。メンテ本とサービスマニュアルを参照しているにも関わらずこんな調子なのだから今日中にきちんと終わらせられるかどうか……(汗)
というわけで結局メガネレンチでドレンボルトを外したわけなのだけど、トルクのかかったボルトを渾身の力で「どりゃあッ!」と回したら立てていたセンタースタンドに右手の甲を強打! 思わず悶絶……うぅう、痛い。これは間違いなくアザになるじぇ|||orz
じんじんする右手の痛みを無視しつつ作業続行。さて、ボルトを完全に緩め切る前に車体の下にアレを置かないと……。

↑この箱の中に入っているポケットティッシュみたいな紙*2にオイルを吸収させる。それにしても4.5ℓ用はいくらなんでも容積が大きすぎる……。


オイルがかからないようにボルトを抜いてっ……って、やっぱりボルトだけじゃなく工具にもかかっちゃうなあ、オイル。ああ、フレームにまで……まあ、どれも綺麗に拭えばいいだけの話ではある。

↑事前にエンジンを暖めておいたのでスムーズに抜ける。ぼたぼた。

↑うーん、オドが故障中なので正確な走行距離はわからないけれど、それでも充分よ ご れ て い る 。


さて、このままオイルが落ち切るのをのんびり待とう……じゃなくてこの隙にオイルフィルターを交換せねば。六角レンチでオイルフィルターカバーを留めている3本のボルトのうちの1本をぐいっと――回らない。ともすればレンチがぼっきり折れてしまいそうなくらい固い。さては熱で焼きついてしまったのか? よぉ〜く観察してみると……あ、前のオーナー、ボルトの錆を隠すために耐熱塗料で塗装してやんの。が、塗装ムラにより、やはりボルト自体が錆びてしまっている気配が濃厚。CRCを吹きたいけれど、今フィラーキャップを閉めるわけにはいかないしなあ。――よし、ここはとりあえず他の2本を外す事にしよう。他の2本は意外なほどあっさりと外れたのでほどなく最初の1本に再チャレンジ。ちょっと立ち位置を変えてまたまた渾身の力を込めると……お、回った回った。六角レンチが折れなくてよかった……。毎回こんな苦労はしたくないので今度ジョイフルで替えのボルトを探すとしよう、同じものがあったらな!
固定しているボルトが全て外れてもオイルフィルターカバーは簡単には外れない。ただでさえ掴みどころのない金属面を強引に掴んでぐいぐい引っ張ると、何度目かですっぽ抜けるような勢いでカバーが外れ、*3オイルフィルターがほぼ真下に置いておいた“即席廃油受け”のビニール袋の中に落ちた。うあ、これじゃどういう向きでオイルフィルターが入っていたのか確認できないじゃない。*4加えてかなり勢いがついたままカバーが外れたから中に残っていたオイルが周りに飛び散った!*5 ……イヤガラセだ(泣) でもシールとOリングに劣化が見られなかったのはいい事だと思う。

↑エンジンオイル同様充分汚れている。確か4月のエンジンオーバーホール時にエンジンオイルは交換されていたけど(当たり前だ)、オイルフィルターは交換されていなかったはず。という事は前オーナーからの持ち越しか。

↑DAYTONA製の新品オイルフィルター。DAYTONAと聞くだけでバイクが早くなりそうな気がするのはたぶん気のせい(笑) それにしてもオイルフィルターって思っていたよりもずっと小さい。こんなんでよく2000km*6も保つよなー、フシギ。ちなみに黄色いヒダの部分は紙でできている(!)


周りに飛び散ったオイルと中に残っていたオイル、カバー側に残ったオイルを全て綺麗に拭き取って四苦八苦しながら*7新しいフィルターをセット。カバーを押し込んでレンチでボルト留めして完了、っと。――うん、オイルフィルター交換はそんなに苦労する感じじゃない。次はもっとうまくやれますなw
さー、いい加減オイルも落ち切ったでしょー! と思ったらまだぽたぽた雫が。ったく、横向きドレンボルトはこれだから……仕方なく車体を傾けたりしながらオイルを落とす。時間がかかってもいいからなるべくオイルを抜く事、とはメンテ本の教えだ。雫の落ち方が鈍くなってきたところですばやくドレンボルト周辺をクリーニングし、ドレンボルトをセット。さて、これからの作業が今日一番の難関だ。

↑使用するオイルはSUMIX製、グレードはSMで完全化学合成。使用範囲は5W-40。まあ、概ねスタンダードなオイル。でも今年の夏は暑そうなのでオーバーヒートには注意しないと。上が40だと渋滞時にちと心許ない気がするのだ。


オイルサーバーなんていう器用なものは我が家にはないので、園芸用の軽量カップで代用するですよ。しかしこの軽量カップ、なんか目盛りの振り方がテキトーな気がするんですけど……手前側の目盛りではぴったり1ℓなのに奥側目盛りだとまだ足りないってのは、どないに?*8
……軽量カップからエンジン内に直接オイルを注ごうとすると零れるという誤算について小一時間(ry くっそ、早く気がつけよ私! しかも500ml、550mlで注ごうと思ってたのに気づけば1ℓ量り取っちゃってるし!*9 あーもう! ……なんて、自分のボケ加減に涙しつつ、しょーがないので苦渋の選択として表面のツルツルした広告*10でロウトを作って代用。一応バイク用のロウトが倉庫にあるのだけど、あれって2ストオイル専用だった気がする……。
注油口の周囲を汚しながらもなんとか作業完了。オイルフィラーキャップを閉じ、周りをクリーニングしてエンジンをかける。メンテ本の通り5分ほど回してエンジンを止め、オイルレベルゲージでオイル量を確認すると……おや、アッパーレベルより少し多い。おかしいな、少ない事はあっても多いなんて事はないはずなのに……。という事は零した分と広告に吸われた分を合わせると、それこそ“多すぎ”だったのかしらん。チェーンカバーに書かれたオイル交換時の表記、意外にアテにならない……? ま、これに関してはしばらく様子見ですかね。


さあ、お片づけ。こういう時廃油パックは本当にべんりだと思う。オイルパンなんか使っちゃうと洗うのがメンドーだからね。閉じて結んで、はいおしまい。

↑きちんと片づけができるのもバイク乗りの必須スキルです、なんて言ってみるw 便利な世の中になったネ!(何)


開始が14時50分くらい、片付けまで全部終わったのが16時40分頃。なんだかんだで結構時間がかかったなあ、汗だくだし……。作業中にどこも蚊に食われなかったのは奇跡としか言いようがないw 蚊に嫌われてるなら嬉しいなあ♪


さて、明日は慣らし運転に行きましょーかね。――ええ、そうですとも。父親が帰宅する17時ギリギリ前までかかるような時間に作業を始めたのは仕 様 で す 。明日クラブマンに乗っても文句を言われないようにするためのね。といってもどこか行きたい場所があるわけじゃないんだけども。ただ走りたいだけ。ええい、バイク乗りは夏だって元気なのだ!(笑)

*1:オイルフィラーキャップを開けているのに全然オイルが落ちてこないからおかしいと思った。

*2:箱を開ける前は、なんだっけ、油用の高吸収ポリマーみたいなものが入っていると思っていた。拍子抜け(何)

*3:一番奥にスプリングが入っていた。

*4:もっとも、このあとちゃんと拾い上げて向きを確認したのだけれども(英語で「こっち内側」とか「こっち外側」とか書いてあった)。向きを間違えると大変な事になるからね、っていうかそれ以前にカバー内にぴったり収まらないと思うが。

*5:大部分はガムテープで作った廃油路をうまく流れてくれたんだけどねー……。

*6:オイルフィルターは新車でなければ2000km毎に要交換だったはず。

*7:スプリングがうまく定位置に嵌ってくれんのよ。

*8:単純にカップを置いている場所が傾いているってのもアリだろうけどもー。

*9:1ℓだと液面がわりとカップの縁ギリギリになる。

*10:たぶんどんぐりの背比べだろうけども、新聞は絶対に使いたくなった。一緒に流れ込んだ紙の繊維がオイルの循環なんかに悪影響を及ぼすと思う。