じ〜んと来た。 その1
トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2007/12/19
- メディア: DVD
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ちなみに私はトランスフォーマーシリーズの中では「ビーストウォーズ」が一番好きである。「メガトロン様ぁ〜……ぶぅ〜ん」(笑
以下ネタバレあり。
さて、そんなこんなでまずパッケージを開けますよーっと……なにこれディスク2枚。ディスクが2枚も入ってるなんて聞いてないYO! なんて軽く混乱しながら、しかし本編ディスクを再生。そして鑑賞終了。もうね、なんというかね……オイコラ鑑賞前の私出て来い月までぶっ飛ばしてやるぜ!! ってなくらい素晴らしい映画だった。舐めてゴメンナサイ。海よりも深〜く反省します……。
あらすじは今さら語るまでもないけど、やっぱりメガトロン(劇中ではディセプティコン)勢とサイバトロン(劇中ではオプティマス)勢は対立していて両者はわかり合う事なく戦うというもの。ただ今回は彼ら以外に人間が登場するので必然的に3つのドラマが展開する。すなわち「トランスフォーマー勢のドラマ」、「人間勢のドラマ」、そして「トランスフォーマーと人間のドラマ」である。人間勢のドラマも王道で、さえない主人公は亡き祖父が偶然発見した歴史的大発見(しかしそれは最高レベルの国家機密に該当している)により地球の運命を左右するトランスフォーマーの争いに巻き込まれていく……のだけど、主人公以外の登場人物にも(一部を除いて)ちゃんとドラマが用意されていてこれはこれで「おおおっ!」と唸らされてしまう。これだけでも充分にお腹一杯になれる。
が、特に「トランスフォーマーと人間のドラマ」、その中でもサイバトロン勢と主人公&ヒロインの関わりには何度もじ〜んとした。危うく泣いてしまうところだったシーンもある(苦笑 私の気のせいかもしれないけど、この映画は実はかなり日本人向けに作られているのでは、と思わされるシーンや演出が多数見受けられ、マイケル・ベイ監督のこの映画に関する並々ならぬ情熱を感じたし、あるいはこの映画の原作を大切にしている日本のファンに対する、なんというか配慮みたいなものを感じた。この映画に関しては「所詮は日本発祥しかしアメリカンテイスト」と侮るなかれ。とりあえず私はDVDとサントラを買う事にした。
ただちょっと違和感を感じたのがメガトロン様(!)の位置づけ。常に悪の立場にある彼は、今回弱者である人間が登場した事により「絶対的な悪」となり、劇中の人々はもちろん観客からも嫌われる存在になってしまった。もっともその辺の違和感はクライマックス近くのオプティマス(=コンボイ)の「すまない、友よ」*1という台詞によって吹き飛んでしまったのだけれども。それはただ単純に「敵とはいえ同じ種族」という意味だったのかもしれないけれども、私は「ああ、きっとメガトロンにも彼なりの正義があったのかもしれない」と感じた。葛藤は時に悲劇を生む。熱い物語だ。
というわけでごちそうさまです。また見たい、というかまた見ます。主人公がオプティマスに頼まれて自宅で探し物をしている間、主人公宅の庭ではしゃぎまくっているオプティマス勢が最高に好きです(この辺はビーストウォーズっぽい、笑)。とりあえず偶然電線に引っかかって感電したのを新しい遊びにして周囲一帯を停電にするのはやめてくださいw
続編が楽しみですよっと♪*2