第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

『よくわかる犯罪社会学入門―犯罪・非行とはいったい何か?』

よくわかる犯罪社会学入門―犯罪・非行とはいったい何か?

よくわかる犯罪社会学入門―犯罪・非行とはいったい何か?

 いやー、面白かった。タイトル通り社会学(の基礎)がよくわかる、優しいテキストだったなあ。……これを1年の時にきちんと読んでおけば、今こんなに苦労する事はなかった――というのは内緒(苦笑)


 社会学とは何か、の説明は、はてなキーワードリンクに譲るとして、こういうひねくれた(?)見方をする学問って、かなり好きだったり。まあ、どうも社会学と私の専攻する心理学は仲が悪いらしく、うちの大学の某授業でも「こいつら一体何研究してるんだろうね?」という、なんだろうなー、ケチのつけ合いみたいなものも確かに聞く、時たま。もっとも、私はそういう風には思わないけれど(時折自分でも何勉強してるのかわからなくなる事があるのは否定しないが)。最近はやりの、社会生活における諸事象(この本では主に犯罪、逸脱など)を、「生物・心理・社会」の多元的な見方で解決しようとする試みには、文字通り生物学(生理学)の他に社会学、心理学双方が必要なわけだしね。で、私は社会学エスノメソドロジーっていう“変な学派”(とは、某社会学の教授)がわりと好きなのだけど、実はこれはコミュニケーション系の心理学には必要な理論なので、やっぱり社会学と心理学は同じものを違った視点で研究しているのだな、と思う(半分意味不明な文章)。


 前記の通り、社会学をまったく知らない人やよくわからないという人にもかなりわかりやすい内容だったので、興味があったらぜひ読んでみるといいと思う。値段も大学のテキストのわりには安いし(その分著者の方々に入る印税は皆無らしいが)。オススメ。