『バイクトラブル一本勝負―バイクに初めて乗る時に読む本』
バイクトラブル一本勝負―バイクに初めて乗る時に読む本
む、さすがに古い本だけあって画像がないか(初版は1989年だって!)。
いつだったか、原付に乗り始めた時「これを読むように」と父から渡された本。当時は「こんな大仰なモン読まなくたってバイクには乗れるもんね!」とリッパ(?)に反抗期していたので、しばらくクローゼットの中で眠っていたのだった。で、なぜ今さらこれを読む気になったかというと、それはもちろんメインのバイクを原付からクォーター(250cc)に乗り換えたからであります。実は私……自覚があるのだけれども、あんまりうまくバイクに乗れていないと思うんだ。なんか学校(教習所)の勉強はよくできるけど、社会(実際の道路)では習った事がまんま通用しないから戸惑うというか。なので、「多分こうすればいいんだろうけど、どうも体や感覚がついていかない」という部分を理論で補おうと思ったのだな。事実、わりと参考にはなった。ま、とはいえ実際の場面で使っていかない事には真に身についたとは言えないのだろうが。「むむむ?」と感じる事も結構あったしね。
本自体は少し厚いという印象を受けるけれども、大体見開き1ページがひとつの項目の解説になっているのでスイスイ読める。工具の説明では本文中の出てくる工具をイラストで解説してくれているのが親切だ。文字が大きいのも魅力のひとつかな。4コママンガもついてるよ!
“バイクに初めて乗る時に読む本”というタイトルに恥じない内容になっているのでこれはオススメだなあ。専門用語も欄外に説明が載っているし、これを読めばバイクの機械的な諸々のメカニズムに苦手意識を持っていた人もそれを克服できるかも!