でね、
ゴシゴシ泥汚れ落としたついでにGBに跨ってミラーやらタンクやらを乾拭きしていたら、前方から何やら徐行運転の原付のエンジン音が聞こえてきた。よもや某友人が原付を買ったりしてその披露をしにきたのではあるまいな、なんて思って顔を上げたらライダーはまったく見ず知らずのマダム。横を通り過ぎるマダムと目が合った。と、マダムは「あっ!」というような表情で、後方5メートルくらいに停車し。
「あの、もしかして新聞配ってらっしゃる?」
「いや、そんな事はないですねえ」
「あらごめんなさい、人違いだったわ。よく似ていたから*1……ごめんなさいね」
「あーいや、大丈夫ですよ」
そして作業に戻る私と去ってゆく原付。
……なんだったんだ、一体。