第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

Can't say good-bey to yestarday.

12/30は最近溜まり場(?)にしているバイカーズカフェの忘燃会(=忘年会)だった。が、あいにくと私は当日仕事。そこで「もし日付をまたいでも宴が続いているような参加する、仕事がハネたらとりあえずお店に行く」と事前にヤナ@SC54氏に話をし。とはいえ17時にお店を閉めて貸切状態にするらしいから、7時間以上も宴のテンションが続くのか、一抹の不安はあったが……。


そんなわけでさくさく帰り支度を整えて一路四街道へ。仕事場からお店へは以前にも1度走った事があるので到着時間は予測できる。大体1時間くらい、時刻は0時を30分ほど回っているから、到着は1時半前後だろう。
予想通りというかなんというか、道路はガラガラだった。凍てつくような夜の空気に顔を切りつけられながら、それでもアクセルは緩めない。通勤用に使っているウェアはバイク用ではないし、下半身は走行風に対する防寒を一切していないせいで今にも震えそうだ。が、それを無視できるくらい早く着きたいと思った。
気の置けないバイク乗り達のバカ騒ぎ——なんとも甘美な響きじゃないか。
四街道駅前で何を考えているのかよくわからない四輪の横っ腹に突っ込みそうになりながらも陸橋を越えて、遠くにお店が見えてきた。
のだが、離れたここからでもはっきりわかるくらい店内には人気がない。明かりは点いているけれど。
「ありゃあ、やっぱ終わっちゃったのかなぁ。まあそういう可能性もあるとはいえ、間に合わなかったのは残念」
ここで引き返そうと思わなかったわけじゃない。しかし明かりが点いているという事は誰かがいるという事で、その誰かから「もう終わったよ」と聞かない事には煮え切らないというか、ただの勘違いだったら後悔してもし切れないと思うのだ。うん、ダメだったら自販機であったかいものでも飲んで帰ろう。
XRをお店の駐車場へ。駐車場には何台かの四輪が停まっている。車中泊組もいるという話を聞いていたので、終わった宴を夢の中で反芻しながら眠っている人もいるかもしれない。
果たして店内には人影があった。マスターの奥様と娘さんかな。こちらには気がついていないようだ。完全に「本日は閉店しました」の雰囲気。
入り口のドアに触れるのも躊躇われる。が、意を決して押し開けた。鍵がかかっていたらどうしようという思いが一瞬頭をよぎった。
「こんばんはぁ……あー、もう終わっちゃいましたかね?」
2人はさして驚いた様子もなく私を見、店内に誰もない理由を説明してくれた。
——ああ、二次会はカラオケだそうだ(笑 あと15分ほどしたらここを出て自分達も合流するという。そしてこう訊かれた。「どうします?」と。
私の答えなんて決まっている。


準備ができるのを待っている間、灯油ストーブの前に座って到着予測より大幅に早い時刻を示す時計を見ながらぼんやりしていたら、なんと暖かい飲み物をワンカップいただいてしまった。いつものドリンクサーバーのそれではあるけれど、その心配りに心の底から感謝した。そういえば当然のようにタダでいただいてしまったけれど、よかったのだろうか。


奥様の運転する四輪の後ろを着いていく。途中少しだけ寄り道して、目指す場所に到着した。
私の体感として「わりと時間がかかったな」なんて思いながら駐輪場にXRを停めていると某氏のビートが目に入った。視線をはずした建物の2階には回りながらキラキラ光るミラーボール。これから起こる事にドキドキする心臓。
案内してもらったお礼もそこそこに——てっきり車を停めて上がってくるものだとばかり思っていた——娘さん2人と私の3人と入り口をくぐる。店員の案内を聞いて部屋へ向かうと、どうやら先程目撃したミラーボールの部屋がそうらしい(笑
ドアを開けると宴のテンションが襲いかかってきたw なのでこちらも素早くフィニッシュを決めた体操選手のごとくふざけて入場すると、まあとにかく知り合いの顔だらけだ。ヤナ@SC54氏と幹事(?)のyryr氏が出迎えてくれ、ホットレモンティーを注文すると、一気に気が抜けてその場にへたり込みそうになったのはここだけの話であるw


明日も仕事の私は長居はできないのだが、それでもみんな暖かく迎え入れてくれた。テーブルの上のスナック(=軽食)をぱくつきながらレモンティーをすすり、あちこち脱線する会話をするこの瞬間の、なんと幸せな事か。
気ままに寄り道氏「ちょ、なんでいるの、いるなら言ってよ〜」
卯月「や、日付をまたいでも忘燃会が続いているなら参加するつもりだったんで」
月氏「(通り過ぎざま私の手を握って)手ぇつめたっ!」
卯月「バイクで来たんで〜」
マスター「遅かったな」
卯月「今日仕事だったので仕事終わりに来ました。遅くなりました」
マスター「そうか……来てくれてありがとう」
卯月「いえぜんぜんッ」
幸せだねぇ……ところでヨパライという生き物は酔うとボディタッチが多くなるんだろーかw まあ不快ではなかったけれどー。


一曲だけ歌わせてもらって、時刻はそろそろ3時になろうとしている。曲が切れた間隙を狙って帰る旨を部屋の入り口で参加メンバー全員に聞こえるように宣言し、yryr氏の見送りを背に二次会を辞した。yryr氏の「路面が冷えてるから気をつけるんだよー」なんて台詞はなんともバイク乗りらしい(微笑
知らない場所ではないからと油断していたら、国51との合流で自宅とは反対方向へ曲がる始末。しかしそんな恥ずかしい間違いも今は意識に上りすらしない。滞在時間1時間未満? 楽しかった時間を思い出して顔はニヤけっぱなしだ。そうして帰宅、tucicaに帰宅完了の呟きをしたら長い夜は終了。

こうして時折騒ぎの輪からはずれて自分の居場所を俯瞰するのが私は大好きだ。
上記の会話だって全て書ききれないのがとても残念なくらいなのだし。


思いがけず冗長に、また真面目な内容になってしまったけれど、みんなありがとう! 来年は初っ端からあのバカ騒ぎの輪に加わりたいと切に願う♪