第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

PCX150インプレ

みたいなものビッグスクーターは教習所以来なのでインプレというより感想に近いかな。それをインプレというんじゃないかという意見もあろうけれどあまり有益ではないというか。過度な期待禁物で☆
PCX125の初期型が発売された時からこのシリーズは気になっていた。

教習所で乗ったスカイウェブ400とシルバーウィング650の大柄さにほとほと辟易した私にとって、コンパクトなビッグスクーターはどんなものなのかとても興味をそそられる車種だったのだ。さらにそこへ『げんつき』が油を注いだ。さりとて人気車種、代車としてはなかなか回ってこなかったので今までじりじりした思いを抱えていたのだが……ついにTime to ride! 乗りたかったのは150ccではなく125ccだったのだけど高速に乗れるコンパクトビッグスクーター、これはこれで面白そうじゃないのw
始動してまずびっくり。セルの音がしない。水が泡立つように無音からいきなりぶぼぼぼぼとエンジンがかかる。技術の進歩って目覚ましいなあ……あるいはこれが時代の要請なのか。カルチャーショック(100ショック)!
出力は出足はぐっと力強いもののフケはフラットで良くも悪くもピークもなければ谷もない。通常車輛というかエンジンの癖というか、いかにスクーターといえどパワーバンドあるいは苦手な速度・回転数があるものなのだけれど……鬼のような平坦さ。スクーターというかクルーザーっぽい。運転にカリカリしないで景色を見るのに集中できるそんなバイク。そのせいなのかは不明だがニュートラルでもほとんどフラつかないので低速すり抜けがとても楽だった。XRよりもフラつかないのだから驚愕である。排気量とかマスの集中とかそういうのもあるかな? 気になると言いながら車体スペックはノーマークだ(笑
それとここはちょっとなんとかならないかなと思ったのがハンドルの重さ。取り回しは問題ない。しかし走行中バンクを切るのに車体のサイズ、排気量のわりにやたらハンドルが重く感じられた。XRのようなヒラリではなくCBRに似てぐーっと切れていくといえばわかりやすいだろうか。

メーター周り。暗所では数字上部がぐるっと青く光り、針の赤との対比でとても格好いい。スクーターなのにウィンカーはカチカチ音がしないのだな。
点検の待ち時間にも予定があったせいでガッツリとはいかなかったが少しだけ曲り道も走ってみた。たぶんここが一番参考にならない(笑 なぜなら結局うまい乗り方が見つからなかったから。それでもなんとかやってみて

ステップボードに足を踏ん張り太腿の裏側でシートエンド挟んでバックレストに腰(尻?)を押しつけるというビッグスクーターではお馴染みの乗り方が、少なくとも私には良さそうだという事がわかった。……腕が短いからふんぞり返るような恰好になったけれど。というかこの姿勢、一体感はあるがガッツリ走るならハンドルの動きにはついていけないだろうという懸案が出たような気がした。小柄だとバイクは本当に苦労する。ちなみに何やらブレーキが甘いなあと思ったらフロントシングルディスクのリアドラムだった。甘いはずだよなあ……っか、タイヤの細さと合わせてはっきり言って怖かった。どうやらスクーターの乗り方は完全に忘れてしまっているらしい。とはいえ次回はぜひガッツリ曲り道を走りたい。
以下は写真館。

ウワサの改悪と名高いホーンとウィンカーが上下逆になったスイッチボックス。幸いにしてわりと気を付けていたおかげで間違えたのは1回きり、間違えたというか指がホーンにひっかかったのだが。

右スイッチボックス。環境に配慮してアイドリングストップができるようになっている。が、バッテリーを変えたばかりなのにお客さんが乗った時だけ稀にエンジンがかからなくなるという怪現象が起こるらしくそんな惨めな目には遭いたくないのでノータッチにとどめておいた。代車で身動きがとれなくなるとかもーね。プラス、キルスイッチが見当たらないけど大丈夫なのか、色々と。

フォルムにそぐわず視認性のいいミラー。やや拡大鏡気味? 裏側はやや残念仕様。
その他雑感。ライトに関しては薄暮を走っただけなのでなんとも。ただまあなんとなく暗かったという印象がある。もう少し遠くを照らしてほしい。ブレーキの件と考え合わせると事故防止の意味もあるのかしらん、高速乗れるのに。車重は知らないけれど真横のトラックの走行風に煽られる事はなかった。もしかしてXRより重いのか? シート下スペースは実は意外にないので荷物を積みたいなら箱をオススメする。リュックサック1つで8割の空間が食われる。突っ込めばもう少し入るかもだけれども、今回の車輛限りかもしれんがシートを留めるストッパーが硬い(=柔軟性に欠ける)ので無茶すると走行中に外れてしまうかも。
まとめ。『ばくおん!』の千雨の愛車は快適さを主眼にしたのんびりクルーザーだった。一瞬、XRがつぶれたらコレもアリかなあと考えた。や、今の時期股の間にガソリンストーブを抱えている身としては足が熱くないという事実は非常に重要なのだ。……オフロードは遊べないけどぬw