「亡国のイージス」
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: DVD
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まあ原作の諸々の濃厚さは確かに映画向きではなかったのかもしれない。原作を読み切った上でどこまで許せるかが楽しめるポイントだろうか。原作を読む気になれない人はウィキを覗くかストーリー以外に面白さを見い出すかして欲しいw
以下はちょっとネタバレを含む。
先任伍長・仙石役に真田広之氏を持ってきたのはやはり賛否あるようだけれども私は当たりだと思う。印象に残るというのは大事なポイントで真田氏は実はなかなかどうしてそれに当てはまる。声が良いのだ。声がそうなら台詞もそうなるのでより世界に入り込めると思う。予断として田所士長がやたらひょろいなと思ったら真田氏に合わせての事だったのね。“後ろ姿は生き写し”という設定があるから(笑
や、色々語りたい事はあるのだけれどあとは渥美さんのだらけぶりとか瀬戸内調室長の抜けぶりや、やたら小野田官房長官を彷彿とさせる口調だったり立ち居振る舞いだったり。瀬戸さんはなんかイメージが違うなと感じた次第。もっとかちっとした人が良かったかと。しかし主人公には違いないのに如月行(勝地涼)の扱いが薄い……主演に名前が挙がらないのはもちろん、DVDのジャケットにも姿が見えないとは(本来渥美さんはサブ)。年功序列的なsomethingかしらん、怖い。
それにしても、いやはや相当金のかかった映画である事だけは間違いない。エンドクレジットの主要出演者がまずそれを物語る。