「ぃて……っ!! うわ、ウソだろおい！」

実際に言ったよ、教習所からそれほど離れてない本屋で。
まあ、散歩するといっても見知らぬ地。教習車で行った事のある所が私の知っている、かつ行ける範囲というわけでよく通る道を散歩したわけだけど、工業団地（ルートの１つ）を年頃の女性が歩いてるなんてのは、よくよく考えればしっくりこないよな、歩道にほとんど人いないし。それなりに危なくもある（もう歩いてきてしまったが）。いつも、長く歩いていると足の裏が摩擦で痛くなるのだけど、加えて今日は左足の膝の裏側の筋が突っ張ったりとか。まあ、無視、よくある事だから。それで、なんかいつもと違う感じ（痺れるっていうか、感覚がないような。ちょっと痛い）だな、と思った事があったんだけど、運動不足だな、と納得。それが復路も半ばをすぎたあたり。そのままさらに歩き続けてもう10分も歩けば帰宅できる所まで来た時、時計を見たらまだ夕飯までそれなりに時間があった。ならば、と他のルートへ行ったのだけど、道が違ったらしく偶然前から行ってみようと思っていたショッピングモールへ着いてしまう（ラッキー！　と思ったよ）。その中から本屋を見つけて直行！　当初の目的は某小説雑誌を探す事だったんだけど、まあ、見つからないんでライトノベルコーナーの棚を見ていた。そして……運命の瞬間が訪れた。１番下の棚にある小説を見つけて、それを取るためにしゃが……めない。両膝を折ってしゃがむ事ができない。無理にしゃがもうとすると太ももが突っ張り、膝に激痛が走り、ふくらはぎが鈍く痛む。思わずタイトルの台詞を吐く。膝が笑うなんてもんじゃない。どうやら初めての土地の、長い道を（足を動かす事に）一心不乱に歩いていたせいで、足に妙な癖がついてしまったらしい（ずっと腕を伸ばしていると曲げるときに痛みを伴うようになる、あれみたいなもの）。これは正直まずいと思った。どこかで足を休めなければ明日の卒検に支障が出るかも！　と休憩場所を探しかけてある考えが浮かんだ。……座ったはいいけどもし立てなくなったら？　−−結局、トイレにもいきたかったし（和式じゃなくてホントによかった！）、喉も乾いてたから２回ほどどこかに座らなきゃならなくて、その度に、いざとなったら教習所に電話するしかない！　とか妙な覚悟を決めて腰を下ろして。まあ、無事に帰ってこれた。
一応、筋肉痛を和らげるのと同じ処置をしておいたけど大丈夫かな。筋肉痛の足でクラッチとアクセルとブレーキ踏むとなると、大変だ。痛いのもさる事ながら、しなくていい緊張もしないとならんし。−−今夜は足を高くして寝よ。
それにしても、結果はどうであれ楽しかったな、散歩。してよかったよ。