燃焼不全

通勤でもツーリングでも、バイクに乗っている時は「やっぱりバイクは楽しいなあ、次の休みは○○（どこか）へ行ってみようかな」と思えるのだけど……。
どうにもその気持ちが長続きしない。一時的に火は点くものの、ぶすぶすと音を立てて燻って消えてしまう感じ。まあ、自分の事ゆえもちろん理由はわかっている。要するに「楽しいったって、一時的なものじゃない。去年の雰囲気が戻ってくるわけじゃないんだし」とリアリストの私が毎度しっかりと現実を突きつけてくれるのだ。それに対して有効な反論ができるほど、まだバイクに対する熱意は戻ってきていない。以前と違って思いついた時に誰とでも何処へでも走りに出られなくなった、この影響は大きいと言わざるを得ないし、私がバイクに乗る意味のいくつかは、確実に消えてしまったからだ。管理された趣味*1に、果たして面白味があるだろうか？
もっとも、元々面倒屋で出不精なところがあるから、今まで針が振り切れるくらいアウトドア派だった反動で、現在は思いっきりインドア派に傾いてしまっているのかもしれない。
ま、開き直るなら“バイク乗り”というラベリングがなければ、私という存在そのものの意味がなくなるというわけでもない。幸福にもバイク乗りでない友人に恵まれているし、もしこれで去っていくバイク乗りの友人・知人がいるならその人とはそれまでの縁だったという事。責める事も追う事もしないし、人間関係に関しては、今あるものを大切にしなればと思う。
それでも一緒に走ろう、友人・知人でいようと言ってくれる人達を大事にしなくっちゃ。

*1:束縛というほど管理されてはいないけれど、以前よりは確実に“管理”される現状にある。