第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

「エルジアは世界を滅ぼす気か!?」

ACE COMBAT 04】Out of operation No.20070625


そう素直に思った最終ミッション。*1「04」をやり始めてまだ2日目だけど、1番簡単な「VERY EASY」から手をつけるのはまあ当然としても最終ミッションまでは結構あっという間だったなあ。「X」での苦労は一体何だったんだよ、という感じ。
さて、とりあえず一通りゲームをクリアしたという事で、今回は「ACE COMBAT 04」の総括的な感想(らしきもの)を書こうと思う。*2格納庫を覗いている人の中にはこれから「04」をプレイ、もしくは現在初プレイ中という御仁がもしかしたらいらっしゃるかもしれないので、一応「続きを読む」を設置して二層構造にしたいと思いまふ。そんなわけでネタバレしても一向に構わないという方は下のリンクをポチッとどうぞ。ちなみに、長文にまとめるにはあまりにも話題があちこちに飛んでいるので箇条書きにしたですよ。

  • グラフィック

いやー、やっぱりハードの進化は偉大。ゲームの顔とも言えるオープニングムービーなんてあまりのカッコよさにソフト起動する度に見入っちゃうしね。まあ、しばらくPSPのグラフィックを見慣れていたせいでそう思うのかもしれないけど、それにしても兼ねてからのウワサ通りシリーズ随一の空のグラフィックは本当に圧巻だ、一見の価値がある。*3実に美しい。「5」と「ZERO」は未プレイだからまだなんとも言えないけれど、PS3でグラフィックを追求したら一体どれくらいのクオリティアップになるのか是非とも楽しみだ。
ところで、そんなわけでゲーム内での速度感が狂ってしまったのは私だけ?

  • 音楽(音声)

最終ミッションのBGMは最高だね!*4 BGMにコーラス使ったり楽器の音を直接採取して音源にし始めたのも今作からだけど、かなりいい味出してるよなぁ。ミッションごとにBGMが変わるのはいつもの事だが、ミッション以外の画面(?)のBGMもイカしてるぜ。聴いているだけで気持ちが高揚する。最終ミッションのブリーフィング画面のBGMはほとんど無音に聞こえるような音楽で、「その手があったか!」と思った。余談だけど、項目決定音が大好きだ。
……どうしてだろう、今作に登場する地上部隊の無線が生々しいのは。*5正に「戦争ー!!」って感じだ。最終ミッションの地上部隊の無線なんてもう……orz

  • ゲームシステム

自室のテレビは14型の上に私がいつも坐っているソファからテレビまでは微妙に距離があるので言うまでもなく画面が見づらいのだけど、今作は全体的にミッション時の画面表示が見づらいのですよ。具体的には雪を被った背景を背負う地上物の目標コンテナとその相対距離表示とか。それと、これはほとんど直感的なものだけれど、通常ミサイルの誘導性能がなんかおかしい(もっとも、このあたりはプレイする難易度にも関係があるかもしれない)。なんて命中精度が悪いんだ……。*6あとAA-GUNの命中率。直線的な機動だと結構被弾する。*7空中給油が皆無なのは少し嬉しかったり。*8代わりに着艦が限りなくやりづらいけどな、ははは!*9
これからエースコンバットに初挑戦、という人はもしかしたら「04」から始めたほうがいいのかもしれない。というのは、「チュートリアルモード」というモードで操縦操作に関する動作をひとつひとつゆっくり教えてもらえるからであります。もちろん、いくらシリーズものとはいえゲームごとに若干操作(というか操作のボタン配置)は変わるけれども、「上昇」「下降」「スロットルアップ」「スロットルダウン」なんかはまったく変化しないので、このモードで操作を学ぶ意義は大きいと思う(フライトシミュレーションは初めて、というのならなおさらだ)。本編も飛び方さえ覚えてしまえば、わりとサクサクゲームが進められるし(この辺も難易度に関連アリだが)、うんうん、とりあえず「X」より操作しやすいのは言うまでもない(Sランクも取りやすい)。
ああ〜、やっぱりコントローラーが震えるってのはいいなあ〜。1000km/hを超える時のあの「ガクンッ」っていう機体の振動がたまらなく好きだ。

  • ストーリー

ストーリーの詳しい内容に関しての事前知識はまるでなかったので、最終ミッションは敵エースとの一騎打ちだとずーっと思っていた。が、その期待は見事に裏切られ、実際に挑んだ最終ミッションの内容は黒マテリアを使ったとしか思えない空を飛び、敵航空部隊を掃討しつつ、地上部隊を援護して最後には世界を救うというものだった。*10……ていうか、今作はあまりストーリーの存在を意識した構成にはなっていないような感じだ。ただ淡々とミッションをこなす、というような(まあ、ストーリー自体完全に一本道だし)。もちろん、期待通りSUDIO4℃のサイドストーリーは素晴らしい出来だったのだが、主人公寄りの内容でなかったのがいまいち「04」の世界が身近に感じられなかった原因であるのは間違いない。*11もっとも、今作のようなストーリー演出も面白いと思ったのは事実だが。


さて、たまっていた思いの丈をぶちまけたところで最終ミッションをクリアしよう。

*1:今の段階では未クリア。

*2:批評の仕方としては大多数が「X」との比較になると思う。

*3:もちろん、空以外のグラフィックも例外じゃない。ただ延々と空を飛ぶだけのモードがあったらよかったなあ。

*4:ぞわわわわっと鳥肌が立ったよ!

*5:これもシリーズ随一なのでは。

*6:Air to Air」での話。

*7:SAMはそんなに怖くはないけれど難易度が上がるとミッションによってはAA-GUNがSAMに置き換わったりするので、そういう意味での心理的圧力はあるかもしれない。

*8:長い間やってないとカンが鈍るが。

*9:もう既に着艦時における戦闘機が起こす事故を網羅してしまったのではないだろうか(←アホ)

*10:あくまで個人的見解でございます。

*11:つまり、主人公(側の陣営)の動きを客観的に見つめる視点の欠如、という事だ(この点では「X」のほうが成功していると言える)。