第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

むう、書いててちょっと涙ぐんでしまった。

かねてから計画していた通り、本日を以ってMonkeyとお別れした。*1別段お金に困っていたわけでもないけれど、*2現実問題として私のキャパシティでは3台ものバイクを維持管理、かつ運用する事はできないのですよ。かといってヘンな独占欲を発揮してガレージに置きっぱなしにするのはそれこそMonkeyがかわいそうだし。走らせてもらえないバイクなんて翼をもがれた鳥も同然だぜ!
願わくばいいオーナーに巡り合わん事を。部品取り車とかバカげた改造を施すとかは是非やめていただきたい。○すよ?


○イク王の担当者に引かれて我が元を去っていく愛車を見送りながら、しかし私はいつもの調子の笑顔だった。世間一般のバイカーから見れば実に短い付き合いだったけれど、彼と過ごしたこの1年半は非常に有意義であったと言えるだろう。もし彼がいなかったら、私はこうも簡単に普通自動二輪免許を取る事はできなかったに違いない。彼が引く小さな影は小さいけれど、小さいけれどその大きさにそぐわず私にとても大きなものを残してくれた。たとえ巷で「パワーがない!」だの「トルクがない!」などと言われようとも、彼は間違いなく私の最高の“名車”だ。
――またそのうちいつか同型のMonkeyオーナーになれるといいなあ。
西に傾き始めた午後の陽光に僅か眼を細めながら、私は独りそう誓うのだった。
……じゃあな、達者で暮らせよ。

*1:廃車ではなく中古車販売に出したという事。

*2:もっとも、本当にそんな状況に立たされたとしても愛車を売るのは最終手段も最終手段だ。金額なんて関係ない!