何もしてないんだけどな……
お客さんからチップをいだだいた。しかも私個人に。っか、私本当に何もしてないんだけどな、美容ができるわけじゃないし、特別何か気の利いたサービスを提供したわけでもないし。だから「私は何もしてないからこれはお店の利益にして」と父親に言うのは当然の流れのはずなのだけど、父親は「それはお前のもんだ」って受け取ってくれないし。だけれども……こういうのがあるからやっぱり接客業ってのはいいよな、なんて思ってしまう。それはもちろん金銭的に得するからではなく、人の温かさに触れられるというかいつもどこかで誰かが自分の行ないを正当に評価してくれているからというか……なんか苦しかったり辛かったのも無駄じゃなかったんだなって実感できるんだよね。
その代わり来客中は常に気が抜けなかったりするんだけど(苦笑
やっぱりチップをもらうと嬉しいよね、財布じゃなく心が。