第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

心にすとんと落ち込んだ

小説を書く(嗜む)者、一度、いや場合によっては何度も「何故自分は書くのか?」という疑問に突き当たる事がある。
かく言う私もそのひとりで、某所でつぶやいた通り、ここ最近自分の書きたいものが揺らいでいる。というのも、現在私が書こうとしている作品はいわゆる“アクションもの”なのだが、一方で読んだ人の心を動かすものが書きたい、という気持ちもある。言うまでもなく――一体どこまでをアクションとするかの定義はともかく――両者は水と油、両立させるのはとても難しいジャンルなのだ。そういった理由で、私自身はアクションではなく真に自分の書きたいもの、つまり“読んだ人の心を動かすもの”(これも非常に曖昧な定義だ)を書くべきではないかと考えていた。もちろん、あえて不可能に挑戦してみるのはどうかという見方もあるのは否定しないが。
などともやもやしていたところへ、突如として爆弾が降ってきた。そしてそれは私の懊悩を木っ端微塵に吹き飛ばした。
つまり書くとは、少なくとも私にとってはそういう事なのだ。誰の真似でもない、誰も書かない自分の読みたいものを書く作業なのだ。もっとも、完全に自分のためだけに書くとただの独りよがりになってしまうから、教科書的に言えば常に他の読者を視野に入れなければならないのだろうが、これはどちらかというと書くというよりは、自分の言葉を(読者に)わかりやすく“翻訳する”という事だと思う。
そんな経緯で心のもやもやが晴れたところで……大学時代所属していたサークルの先輩の言う通り、とにかく書かない事には始まらないのだろう。