第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

10年に1度の大雪

今の職場になって今年で5年目だけど、電車バス通勤は始めてかな。台風の日だってツーキングしてたのにwww
行きはバス遅れず電車遅延。斜めに吹き込む風のせいで、屋根の下にいるのに立っていて雪まみれになるホームw 自販機の陰が安全地帯。傘さしている人もいたよ!
職場の最寄り駅からは、さあ歩くんだー! 駅から職場まではいつもならバイクで10分程度。けれどこの日は足許の悪さも相まって、同じ道のりを踏破するのに35分ほどかかった。バイクって偉大だなあ(違

いやはや、南カントーにあるまじき銀世界www
ちなみに遅番組では私が一番乗りだったけれど、残りの面子は今日は全員電車やバスを乗り継いでやって来た。そしてみんな同じ事を言う。
「駅前の坂(=陸橋)でスリップした車が立ち往生して渋滞してました」
私が通りかかった時はなんの問題もなく流れてたけど……夏タイヤで無理したらアカンですね。それと、助ける人もジャマにならないように自分の車を避(よ)けておかないとアカンですね。


そんなこんな、勤務につくも、私はバスの都合で早上がりする事になり(お店自体も閉店時間が早まったが)。もはやスキー場と化した街を、行きよりも距離の短いルート(同じスタッフで地元人に教えてもらった♪)でやはり徒歩で駅へ向かうのだけれど。
さすがスキー場、デフォルトで足首付近までブーツが沈む、場所によっては膝の下辺りまで足が刺さる。天候はより悪くなる一方で、もちろん罵っても文句を言っても状況は変わらない。何やらケモの様相を呈してきたwww こういう時は、とにかく自分の持てる経験や知識を総動員して現状を打破するにはどうするか考えないとなあ、と思いながら、とにかく足を進めた。行きと違って雪のない場所がなかったから、しばしの休憩もできなかったのだな。それにしても足許に神経を配りながら、同時に風に傘を持っていかれないように気を遣うのはキツかった(笑


頭の中に浮かぶのは“冬の行軍”の文字、遠くでカチューシャとノンナが歌う「カチューシャ」と「ポーリュシュカ・ポーレ」が聞こえたとか聞こえなかったとか(笑 そりゃドイツ軍が東部戦線でソ連に勝てないわけだよ、と呟いてみる。や、この時はすでに“雪の上を歩く”ではなく“雪を掻き分けて進む”に近い状態になっていたのでね。踏み固められて凍った雪の上に新雪が積もってかなりスリッピー。それをできるだけ避けてまっさらな雪の上へ→誰も入り込んでいない=雪が深くて歩きにくい事請け合いw まあ、この行軍の後半頃は、いいだけ降られて段々イライラしてきたので「絶ッッッ対家に帰ってやる!」とか「うちのじいちゃんはシベリアに抑留されてたけどちゃんと帰ってきたんだからこれくらいなんともないし!」などと無駄に士気が上がってたけど。おかげで手も足もポカポカになったよ(何
びしょびしょの構内の床に人手不足を感じながらホームへ向かうと、はたしてほどなくして電車がやってきた。後ろの大学生だかの若者の一団が「これから飲みに行こう」だの「漫喫かファーストフード店に泊まろう」だのと話している。うーん、若さと愚かさって紙一重で怖いねwww
終着駅でのポイント切替不良にて、電車は私の降りる駅で運転見合せとなった。ホントにラッキーですた。バスも恐らくはダイヤが乱れているなりに待たずに来て、乗り込むお客の顔には安堵よりも疲労の色の濃いのが見てとれる。祖母は戦後中国からの引き揚げ船に乗って日本に帰国したが、もしかしたら船内の空気はこんな風だったかもしれないな、と思った。


結局職場を出てから2時間くらいかな、なんとか無事に帰宅できたのであった。チェーンを巻いているとはいえ、バスが突如としてスリップしたりしないかと、我が事のように腹の底が冷たくなったよ。ややや、こんな天気にも関わらず雪と戦っている方々に心から感謝したいと思う。あなたがたのおかげで無事に帰宅する事ができました、本当にありがとう、そしてお疲れ様ですm(_ _)m


とりあえずドイツ軍制式の軍用冬コート最強&雪の中を歩く時はショートブーツに履き口をズボンの裾で覆ってしまうのが吉。こうすると雪の中に足を突っ込んだ時and自分の足が跳ね上げた雪がブーツの中に入らないから靴下が濡れずに済む。
まだ雪の降るシーズンは続く。何かの時の一助になれば幸い。