第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

でないとまた

XRのバッテリーが復活した。作業したのは私ではないけれど、というより父親が作業したのだけど、充電器に繋いで充電したらとりあえず使えるようになった。もちろん1度ダウンした以上、このままいつまでも使い続ける手はないわけで、やはり次回の点検で交換は避けられないのだけど。
以下はその交換に至るまでのいきさつの愚痴なので隠す。


今回の作業は格別私が望んだものではなかった。さきおとといのエントリにも書いた通り、結果的にたった1日だけになったとはいえ、CBRを通勤に使う事を苦に感じてはいなかったからだ。夢店は今日から夏休みで、夏休み後に点検の予約を入れるにしても、ついでに交換する消耗品類が揃ってから作業開始になる事、つまりXRが復活するのにはそれなりに時間が必要であるという事も考慮の上で、私はCBRを通勤車両にしようと思ったのだ。ガレージの肥やしにしていても仕方ない、CBRだってたまには動かしてやらなければ遠からずXRのようになってしまうのは目に見えている(XRは純粋にバッテリーの寿命だが)。そういう意味では渡りに船でもあった。
ところが父親にはそうは見えなかったらしい。またいつもの面倒がりが始まった、としか思わなかったようで、午後「バッテリーを外しておけば充電する」という旨のメールを寄越してきた。が、私は早急にバッテリーを充電する(=XRを使えるようにする)必要性を感じていないのだから、当然外す作業に着手したりはしなかった。
……えぇ、その結果、毎度のごとく先方の価値観を押しつけられて厭味ったらしく非難されるはめになった(“面倒がるな、細々動け”)。先方は自分の価値観が唯一無二の合理的で整合性がとれたものだと信じている。その事はその事で構わないが、それを非難や批判を以って他人に無理強いするのはいかがなものか。今回の事も「苦労しているみたいだから手を差し伸べたい」という純粋な思惑が根底にあるとしても、相手の価値観を否定する論調で語られたら受け入れられるものも受け入れたくなくなるし、ありがたい気持ちよりも反発が先に立つというものだ。助けの手を差し伸べているのにその手をとらないとは何事か、と言われてもねえ。助けの手を差し伸べる事自体その人の好きというか都合というか……自己都合で行っている事柄である以上、所詮は差し伸べる側のエゴであって、受容されない可能性も視野に入れて然るべきだと思うのだ。もちろん私はそのつもりで、友人に渡す誕生日プレゼントにしろ職場での他のメンバーの補助にしろ(この手の例は枚挙にいとまがない)、何かしらの見返りがあるなんて思ってもいない。むしろ感謝されたら恐縮してしまう。エゴ――自己満足で行なっているのだから、感謝を期待する事自体が既にお門違いだ。
ま、これを先方に押しつけたら私も同類になってしまうわけだけど……だからこそ気づいてほしい、自分と私は違う生き物なのだという事を。互いの価値観の違いが生む摩擦によってどちらもがストレスを抱え込むなんて非建設的かつ非生産的だ。両者がうまく折り合っていくために必要なのは相手の価値観の中身を知りつつ(理解ではない)適度な精神的距離感を保ち、過度な干渉を避ける事だろう。
でないとうまく回りかけている歯車がまた狂いそうだ。