第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

背中に落雷

二度あることは三度ある――とはいえ三度ある事は、特に良くないものは大抵三度じゃ飽き足らず、苛立つほどには人生の障害になるけれども。
就業区分的には前日の出来事、しかし時刻としては今日なので今日のエントリに。や、私なあ、やっちまったよなあ……。
仕事中に骨を折った。左背中側第9~11肋骨、数十年ぶり4回目。4回目とは部位問わず骨折やったのが4回目って事ね。まあ人より骨折ってる自信はあるな……。
そんなわけで仕事を早退して病院へ行ったのだけど、これがとにかく痛いのなんのって
はっきり言って今までのどの骨折よりも痛い。しかも“体幹”という言葉の通り、体の主要部分にある骨を折ったものだから何をするにも痛みから逃れられない。生きているのをやめたくなるような苦痛の連続。よくフィクションで(あるいはフィクションではないのかもしれないが)「生きている事を後悔させてやる」なんて台詞が出るけれど、まさにアレである。痛くない姿勢というのがからきしないんだよ……しかも健常時はほぼ意識に上らない道路の凹凸の引き起こすものが無理矢理脳にねじ込まれるので、病院の行き帰りが本当に地獄だった――皆さんどうか道路は優しく丁寧に扱ってください(錯
木曜日の近場整形外科は混んでいた。自力で体を支えられないので、一時期父親が使っていた杖をつきつきカタツムリの如く緩慢に動いてレントゲンを撮り診察を受け、ロキソニンテープ(湿布)と痛み止めの錠剤を処方してもらい帰宅。全治3ヶ月。時刻は昼をすぎていた。食事を摂ってから上長へ怪我の状態と診断を報告。労災扱いになるかどうかも確認を取っておく(労災扱いになった)。
さてそのあと何をするかといえば――床に就くのだけれども、ベッドへ上がるのもさる事ながら、いつも通り仰向けに寝てしまうと二度と起き上がれなくなるのが想像に難くないので、左側に細長い抱き枕を敷いてやや右を向いて寝る事にする。が、言うまでもなく寝返りは打てない、そもそもテープと錠剤を使ったとはいえ即効性はないし体は熱い(熱がある)しで眠れない。もっともダメージと疲労の作用で目が覚めると19時を回っていた。あまりすっきりした寝起きではなかったけれど……。夕食と入浴どちらが先だったかは覚えていないが、これからしばらくひとりでお風呂にも入れないかと思うとがっくりするしかなかった
ま、正直言うとこうなる事は肋骨を折って数分後には覚悟していたけどな――こう何度も骨折ってるとね、わかるんだよ。この骨折がヤバイかヤバくないのかが。なんて無駄な経験値……。
そうそう今回初めて痛みで気が遠くなる(気絶しかかる)というのを体験したけれど、あれ眠るようにオチるのでは全然ないね。少なくとも私の場合、貧血で倒れそうになるあの時の気分の悪さがまずやってきたので、隣の協力会社の事務机で休んでいた事もあって慌てて気を確かにした。痛すぎてトイレへ向かうのも億劫な中、その場で吐くわけにはいかなかったからなー……物書きの取材根性からは以上です(何

以前Twitter上で「フィクションにおける医学的なウソにツッコむ」みたいな大喜利があったけれど、「肋骨を何本か持ってかれたくらいで!」がやはりこの上なく演出なのを身をもって知る結果になったのは、この上なく不本意であるという事は一応ここに記しておく(作品のウソに否定的ではないし肋骨骨折が痛くないと思っていたわけでもない)。とにもかくにも自室にエアコンが入っていて本当によかった。寝たきりになるわけではないとはいえ、やむなく1日を過ごさざるを得ない自宅でひと時も心安らげないというのは痛みと並んでこの世のものとは思えなかっただろう。
差し当たり私から言えるのは、寝不足と熱中症には本当に気を付けろという事くらいか……。実は今日(16日)は出勤前の仮眠で寝すぎて遅刻していて*1、それ以前に朝起きた段階から頭痛と気持ち悪さが来ていたのを無視して出勤したのでね……。無理せず休んでいたら骨折しなかったかどうかは悪魔の証明だけど、何がどうなったら仕事を休むかという判断基準の置き方って、結果論とはいえ意外に難しいと痛感させられてしまった……。

*1:そもそもアラームのかけ忘れに気がつけなかった。