欺瞞のカピタリズム
リサイクルショップの台頭やネットオークション、フリマアプリの登場で、それ以前と以後では文字通りの意味で物の価値感が随分変わって来たなーと感じる今日この頃。
や、まあまた資料用として青盤を買ったのだが。
- 発売日: 2010/09/02
- メディア: Blu-ray
閑話休題。実は2年ほど前からずっと円盤が欲しかった。にも関わらず結果的に購入が今の今まで延び延びになっていたのは、新品とはいえ値段設定がずっと高止まりしていたから。*1
商品説明には「希少品につき」とあって、確かに古い映画ではあるけれども「13時間 ベンガジの秘密の兵士」と違って劇場公開されているし、一般受けは壊滅でも戦争・ミリタリー界隈では一定の評価を受けているしで、正直ショップ側の私見だとしてもその言説はかなり疑わしい。古いが人気で市場にもすでに相当タマが出回っている商品を早く一掃したいが、損はしたくないからそれらしい文言を添えて高値をつける口実にしてるんじゃないかと勘繰ってしまうね(・∀・)
で、エントリの冒頭に戻ると。特にネットオークションで顕著な気がするけれど、古いどうしようもないガラクタに「ヴィンテージ」だの「珍品」だのと御託を並べて買い手をつけようとする輩のなんと多い事か。そう遠くない過去でも恥じらいが先に立つのか、その手の宣伝文句ってそれほど見かけなかったのにね。
ま、ネットの技術革新で売買手段の利便性が格段に上がり、実物を見ずに買う買わないを決めるのが世界のトレンドになってしまった弊害なんだろうなあとは思う。そこに乗っかってうまーく消費者を釣り上げるレビューやキャッチコピーの書き方講座なんてのもあるわけだし(´¬`*)
まあひとまず見た目からしてヤバいブツが届いたというわけでもなし、せっかく念願の青盤を手に入れたのだから折を見て楽しませてもらおうと思ふ。
*1:今でも「高いなあ」とは感じているけどついに折れたのだな……。