第309飛行隊 C格納庫

卯月薫(うづき・かおる) アマチュア小説書き&ゲーム実況(はてなプロフに各URLあり〼)。マンガ、アニメ、映画、小説、ミリタリー、警察、TRPG、猫、ゲームなど。たまに自炊画像。  ※注意※  不適切なコメントは予告なしに削除する場合がありますのでご了承下さい。リアルの常識などは言うに及ばず、ネチケットもしっかり守りましょうw since 2005.12.22 当ブログはAmazonアフィリエイトを利用しています。

装填完了

いつからかな、とある小説をTRPGセッション化してみたくて、主にツイッターでその方策についてぐだぐだ語っていたのだけど、昨夜なんとはなしにやる気が出ちゃった勢いでまずはハンドアウト作ってみる事に。骨子は今日の仕事中に脳内外で出来上がったから、あとは帰宅後に再度頭を捻りつつ作業すればそう時間もかからず完成させる事ができた。
というわけで備忘録としてここに公開しておこうと思う。読んで「なんだか面白そうだな」と感じてくれた人がいたら幸い。そのうち一緒に遊ぼう(ここ重要)。

PC1   感情:伸条由二(因縁)


北海道警地域部地域課――それが今のキミの職場だ。そこでキミはいわゆる「お巡りさん」をやっている。元SATの経験を生かして兼務している山岳救助隊副隊長も、キミの大事な職務のひとつだ。5年前、まだ現役のSAT狙撃手だった頃、キミは職務として人を殺した。正しいと信じて引き金を引いた。だが、その事とそれにまつわるその後の一連の裁判沙汰は、今もキミの心に昏い影を落としている。

PC2   感情:運命(無関心)


それはまだキミが大学生だった時の出来事だ。当時キミは警察のスパイとしてある左派組織に潜っていた。そして偶然、活動家であった兄の仇を討つ機会を得、それを実行した。自分の人生は終わったと感じたキミは自首しようとした。しかし担当官は首を縦に振らなかった。それから紆余曲折あってキミは公安警察の一員になった。しかしあの一件以来、キミの中には「狂気」という名のモンスターが棲みついた。

PC3   感情:警察機構(自負)


キミは首都の治安を預かる警視庁の刑事だ。上の連中は相変わらず出世と保身にしか興味を示さないが、今日もキミは足を棒にして巷に転がる細々とした下世話な真実を追いかけている――それが万民のためになると信じて。別に組織に従属しているわけじゃない。自分の正義に忠実でありたいだけだ。ところで先ごろ犬猿の公安部が何やら蠢いているようだ。こちらの捜査の邪魔をしないでくれるといいのだが。

PC4   感情:アレックス・シロシェルビー(庇護)


いざとなれば自らを盾に要人を護る――SPの職務は過酷で無慈悲だ。しかしキミは自分の職務に誇りを持っている。そんなキミに新たな任務が下った。警護対象者は合衆国副大統領の姪。いうまでもなく超大物VIPだ。聞くところによれば彼女は伯父の過度な要請で自分に警護がつくのを嫌がっているらしい。警護対象者(クライアント)との信頼関係は警護を円滑に行なう上で必要不可欠。うまくやっていけるだろうか?

骨子に諸々肉付けして完成。プレイヤー人数は3〜4人を想定。2人でもできない事はないけど、恐らくPL・GM双方にとってあんまり面白くないと思う。これがこのまま使えるかどうかは不明だが、作るに際してはもちろん実用に耐えられるものにしたつもり。まだシナリオには未着手だし、PCとシナリオの関係性に「感情」なんて使っているあたり、使うルールは「新約・魔獣の絆BBNT)」かというとそうでもないし。や、いかにも使い勝手のいい単語だったから引っ張ってきたまでなんだけど。使用する判定システムは悩み中。既存のあちこちのTRPGシステムを理解できているかどうかはともかく、作品世界的にはダイスよりもトランプなんかのほうが合致する気がするのだ、「ツキが回ってきた」ってね。
ハンドアウトを作った感想としては、主人公はあくまでPC1だがロールプレイの難易度はPC2のほうが上。なので参加人数が少ない場合は若い番号を優先させるのが定石だけれども、このシナリオに限ってはケースバイケースでPC2をNPCにしようかと考えている。実はかなりのキーパーソンだが、ハンドアウトでは字数と体裁なの関係で少々語り足りなかったりするのだな。まあPCになるにしろNPCになるにしろ、原作ではレギュラーでないキャストもPCとして起こしているからマスタリングはかなり大変だろう(笑
シナリオの実施形態としては、やっぱりオンセかなあ。原作自体かなり情報量が多いから、混乱した時に他PCが得た情報も含めて任意で読み直せるというのは大事な事だ。また、キャンペーンシナリオにするつもりだから、是非はともかく情報収集オンリーのセッション回もわりとありそう。1シナリオにおけるマスターシーンも多くなりそうだし、戦闘はシナリオの中盤以降に本当に数度起こる程度じゃなかろうか。戦闘がシナリオを消化する上でどれ程のモチベーションになるのかはわからないけども、この辺りはあらかじめプレイヤーに納得してもらうしかなさそうだ。うーむ凄く面倒そうだと思う反面、凄く面白そうだと思ってしまう自分に驚愕せざるを得ない(笑
差し当たり今回はここまでかな。正直言えばシナリオを起こす前にコレ関係でやるべき事もたくさんあって、次はいつ触れるかまったくわからなかったりするw